AyurVeda

2012年6月19日 (火)

傘を差そう①アーユルヴェーダ古典より

「特に夏及び雨季、気温、風、雨などの環境因子から頭を保護するために、帽子を着用し、傘を携帯すべきである。傘は太陽の直射日光による悪い影響から全身を保護し、皮膚の色を守り、強烈な光から目を守る。」



「傘を差すことは悪い星回りを鎮め、身体に強さを増し、直射日光、風、ホコリ、水の
防御にもなり身体を保護する。」



「傘をさすことは皮膚を保護し、オージャス(活気 精気)を高める」
と、チャラカはじめ、アーユルヴェーダの古典には記されています。



今日は大雨のなか、お越しくださったかたがたはお疲れ様でした。
(通常火曜は定休ですが、新月のせいか、イレギュラーな来訪が重なりました)
ぎらぎらと照りつける日差しの強さも、吹きつける冷たい雨風からも、傘は身を守ってくれます。ジョーティシュの宝石は見えない盾や傘に例えられるのですが、たしかに例えのとおりとてもよく役割が似ていると思います。



 ジョーティシュ及びアーユルヴェーダというインドの古代叡智では、宝石は最吉兆な、まさしく宝物であり、その美しさ、類まれなる力を崇め、神の化身と尊ばれてきたことが文献には幾度となく記されています。



宝石、貴金属を身につけることは幸運を与え、オージャスを増し、悪い星回りを追放する、罪、不運をなくすなど、装飾品で身体を飾ることを奨励しているのです。



しかし、今日において、宝石ほどまた、人間の欲の権化、富の象徴、あまつさえ金儲けの手段とされ、蔑ずみ、見下し、避けられている側面があります。理知的な人ほどその傾向があるかもしれません。
しかしながら、宝石の真の価値を時を、経た古代の文献は静かに囁きかけてくるのです。
(続く)
Dsc00017


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2010年2月18日 (木)

行動のラサヤナとは

アーユルヴェーダ日常の季節と過し方 VBアタヴァレー 著より抜粋

アーユルヴェーダにおいてラサーヤナは、健康を促進するトニックあるいはすべての身体組織の質を高め、改善するものと定義される。

アーチャーラ・ラサーヤナ、ラサーヤナとしての善なる行為。

優秀な人格や善良なる振る舞自体が最良の精神トニックとして作用する。

・真実を話す。

・立腹しない。

・飲酒 房事から遠ざかる

・暴力をふるわない

・能力以上の無理をしない

・大変冷静であること

・人に喜ばれるように話す。

・毎日経文を唱え、心身ともに潔白を旨とする。

・強い忍耐力を有する。

・常に寄付行為をする。

・精神的にいつも何事か努力をしている。

・神・牛・バラモン・学者・師・年長者を尊敬する。

・激怒しない。

・生き物に慈愛を持つ。

・毎朝の起床、就寝時刻が規則正しいこと。

・毎日牛乳、ギーを常用する。

・土地・気象学・時間(季節、年齢の変化)及び容量に付き正確な知識を有する。

・常識をわきまえる。

・自我を誇大しない。

・最良の善行為を行なう。

・有益な食物を摂取する。

・感覚器官、運動器官をアートマン(魂)のほうへ導く

・年長者の世話をする。

・神の存在を信じる。

・自分をよくコントロールする。

・宗教教義を毎日自覚する。

人よ!これが善行為による体質改善法(アーチャーラ・ラサーヤナ)と知るべきである。これらの善行為に徹しラサーヤナを行なう人は、前述したラサーヤナの効果を全て獲得することができる。チャラカ 治療 一章pada4

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宝石もラサヤナの一つと捉えられる。毎日の瞑想が行動のラサヤナを達成する基盤となるが、日常生活で気づき、内側を観る技術も必要となる。貴重なラサヤナ(薬草)をとっても、この行動のラサヤナなくしては効果もないとされている。まず最初にくるのが「真実を語る」。しかし、真実であっても人を傷つけるならば沈黙すべきと、マハリシは、「真実を甘く語る」事が大切だと超越瞑想入門のなかで述べている。

ほんのちょっとした嘘、ごまかしでも自分自身の純粋意識は無意識に緊張を感じストレスになるのだ。普段の生活の中で、自分の内側に気づいていることが必要となってくるだろう。

まずは自分に誠実に嘘をつかないことを心がけ、人には甘い真実を語れるようになりたいものである。

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